2007.08.18
大波の葉山で

 駐車場に7時10分前くらいに到着。師匠はまだのようです。

周りを見渡すとカヤックを積んだ車が何台か停めてあります。
駐車場の角にHPでお見かけした顔が3人。
バウのハッチカバーの真ん中にコンパスが付けてあるマンゴー色のカヤックは確かオ〜ラTさん。オレンジ色(模様)のショアラインを積んでいる髭の方がたぶんヒゲタキさん、それから真っ黒なショアラインはSAGEさん、そうそうたるメンバーが揃っています。あの有名な「葉山衆」と呼ばれ恐れられている方々ですよきっと。
さっそく怖々ではありますが近寄ってご挨拶。皆さん「誰だ、コイツ」という怪訝な表情。ヘルメットをかぶって自転車に乗ったオヤジがいきなり近寄ってきて「ヨロシク」とか言われてもねえ。ごもっともな反応です。

「○○さんの弟子の竹内です」と名乗ると、「○○さんとあんまり付き合わない方が良いよ(笑)」とありがたいアドバイスを頂きました。(これは師匠には内緒にしておこう。)


 師匠を待つ間に忘れてきたメガネバンドの代わりになるものは・・・とザックを探ります。
「そうだ!あれで、ああして、こうして・・・」。
駐車場のオジサンにハサミを借りてザックに常備の古チューブを細く切ってゴムバンドを作りました。フロートは無いけれど外れなければ大丈夫でしょう。


 そうこうしているうちに師匠到着。さっそく海へ出ます。今日はグリーンランドパドルをお借りしました。何だかブレードが細くて頼りないように見えましたが実際に使ってみると全然違和感無く普通に漕げます。むしろ入水がスムーズで安定したパドリングが出来そうです。


 漕ぎ出してみると皆さんはすでに沖の大波でサーフィン中。 2mを越す大波がブレイクする中で凄すぎ。 わが師匠は弟子を置いて行くわけにもゆかず楽しめなくてスミマセン。でも1本だけ乗りに行って特大サイズの大波に見事に乗っておられました。いつかは私もあんな事出来るようになれるんでしょうか。


 一旦浜に戻り波の様子を眺めていると益々凄くなって波打ち際まで大きな波が入っています。
海水浴場では引っ切り無しに遊泳注意の呼びかけをしています。
堤防に腰をおろし次々に押し寄せ砕ける波を眺めながら師匠と雑談。これだけの波が入ってくるのはとても珍しいことだそうです。
少し波がおとなしくなったところで「浅瀬でロングロールやってみますか」と師匠。先ずはロール出来るようになりたかったので喜んでお願いしました。


 最初はパドルを持たずに師匠に手を持ってもらって90度艇を傾けた状態から膝を返して起こす練習。それが出来たら次はパドルを長く持ち先端を師匠に支えてもらって同じように艇を起こしてみます。
次はセット状態で90度艇を傾けてもらい膝を返しながらパドルで水面を弧を描くように後方へ動かす。この時、水面を撫でるように(師匠は「バターを塗るように」と表現)して浮力を得るわけですが、これが思ったようにうまく出来ない。膝の返しに気をとられるとパドルの角度がズレて浮力を得られない。パドルに気をとられると膝の返しを忘れる、という具合です。

それぞれを別々にイメージするからダメなのかも、パドルを掻くとき腕だけで回そうとしてはダメ。パドルは動かさず体ごと上半身を後方に反らすように回す(歌舞伎の見栄をきるような感じか?)するとその反動で自然に膝が返って艇が起きている。うまく出来た時ってそんな感じらしいのです。自分で自分のフォームを見られないのでその辺が良く判りませんが。

うまく出来たと言っても90度艇を傾けた状態で師匠に支えて貰っている状態からなのでまだ半分しか出来ていないのですが。 それでも少しだけは頭ではなく体でロールの感覚を掴めたように思います。


 今日も朝早かったので午前中で終了。
今日は右側のみの練習でしたが「次回は左側を練習しますよ」と師匠。
ロール練習中うねりの中で浮かんでいる時間が長かったので若干船酔い気味になりました。
でも今日は多くの収穫があり中身の濃い一日(半日)でした。うねりの中で胸まで海に浸かってレッスンをして頂いた師匠に感謝致します。
明日は筋肉痛かも。