2009.05.04
少し長い距離を漕ぐ練習

6月初旬の伊豆・松崎町シーカヤックマラソンに出場するために、師匠にお願いして距離を漕ぐ練習に入りました。
と言っても、今まで精々4〜5Km程度しか漕いでいなかったので大会の14Kmを漕ぐためにそれに見合った練習をしておきたいと思ったわけです。


 ゴールデンウィーク中でしかも晴天となれば葉山の駐車場は早い時間で満車になりそうです。師匠からは7時半頃と連絡を頂きましたが、早めに自宅を出て7時には駐車場に着きました。
 すると、このようにガラッガラに空いていてびっくり。
まあ海水浴にはまだ早いのでこんなもんかなと思っていましたが、9時前には満車になったようです。

 とりあえず海を見に行くと、思ったより風が強く海面に細かい模様をつけています。ここから見る限りうねりはそれほどありません。伊豆の海を想定すると「あまり穏やかな海では練習にならないからな」などと生意気なことを考えます。


 しばらくすると師匠が到着。さっそくカヤックを降ろして浜に向かいます。
ウエアは、師匠から頂いたロングジョン(丈がやや短いので肩にかけずに折り返して着用)上半身はホットカプセル+20年前のパドリングジャケット(裏のコーティングが剥がれかけているが表面の撥水は新品同様)陸上ではチョット暑いけど濡れたら丁度良いかも。


 2ヶ月ぶりという事もあり、師匠から「硬い、力を抜いて」と指示がとびます。
確かに自分でも力が入っているのがわかります。
少し沖だしして尾が島から定置網を大きく迂回して久留和漁港沖に停泊している海上保安庁の巡視船たかとりの直近を回り再び尾が島を通って直線的に菜島に向かいました。菜島を回ってもう一度尾が島まで直線で漕ぎ長者の浜に戻って来ました。

 ここまでトータルで13Kmくらい漕ぎました途中何回も休憩して2時間半くらいかかりました。
大会では波や風の影響でスイスイ漕ぐことは難しいようですから、今のペースでは何事も無く順調に漕いで3時間くらいかかりそうです。2時間30分くらいを目標に考えているんですが、どうなりますか。
平均時速5.6Kmの計算になりますが・・・、波と風の状況によりますけどね。


 昼食は浜の入口にある大海荘のオープンレストランで刺身定食を注文。

こういう所で美味い物を食べれるのが山と異なるところですね。


食後、浜でゴロゴロして雑談などしてから少しだけロールの練習をしました。
一昨年の10月以来のロールですが、自分の中ではイメージが出来上がっていて、出来るような気がしていました。
 そこで師匠に「いきなりショートロールをやって見ます」と言ってやって見ました。
結果は無残にも大失敗。膝でカヤックを起こすはずが、しっかりニーブレイスしていなかったので膝が空振り、その拍子に体がコックピットから抜けてきてスプレースカートが外れるは・・・、あえなく沈脱となりました。イメージと実際のギャップは大きい。
 その後、基本からおさらいして「ロングロールを3本上がったら終了」と師匠。
頭を早く上げすぎるのが直らないまま格好悪いロングロールですが上がることは上がったので今日はこれで勘弁してもらいました。


 午後になってだいぶ風が強くなってきました。長者ヶ崎をぐるっと回って岬の首の部分(満潮時はほとんど水没)の細い砂浜を越えて湾内に戻り小磯あたりまで軽く漕ぎました。


 もう一度岬の方に向かって漕いで行くと前方に2艇のカヤックが先ほどの砂浜に向かって行くのが見えます。
「あのフネを借りてロールやって見ましょう」と師匠。お知り合いの方々のようです。(まあ葉山のカヤッカーで師匠を知らない方は少ないでしょうけど)

 シミターよりロールがやり易いはずとの事。さっきロールが上手く出来なくて落ち込んでいたので自信を付けさせてやろうという事だったようです。
 小さめのカヤックでしたがコックピットには簡単に入れました。しかしスプレースカートがユルユルでダメでした。

そこへ白州さんのカヤックが登場。しばらく雑談をして過ごしました。
 陽射しと風のバランスがとても良くて、岩に腰掛けて足先を浅瀬に浸けて、ただそこに居るだけで気持ちの良い日でした。