クネクネと曲がった枝が絡み合うように頭上を覆っています。
頭をぶつけないように注意して通過。



先ほどまでと変わり岩が無くなって、かなりぬかるんだ土の道になります。



「猫越(ねっこ)峠」に到着。

ここでも地形図の点線と実際の道は異なっています。



地形図で猫越峠は十字路で天城峠方面から仁科峠へは直進のようになっていますが、
我々が来た天城峠方面からの道は点線よりずっと北側を巻いていて猫越峠で猫越林道からの道と合流後、20mほど先で仁科峠へのルートは右へ90度、直進は宮ヶ原となっています。

道標が無ければ直進してしまうところです。



仁科峠方面へ右折すると道はこんな状態の登り坂で乗車困難。

人間の記憶なんて曖昧なもので、昨年同じルートを通ったのに
「こんなに登りがあった」という記憶がありません。
我々の脳は自己防衛のために苦しかった記憶は消してしまうようになっているのかも。



30分近く押し上げて猫越岳山頂に着きました。

ようやく乗車可能です。



5分ほどで火口湖に着きました。

猫越岳は250万年前の噴火によって出来たとの事です。

昨日までの雨のせいか昨年より随分水位が高いようです。



100mほど先に展望台があり、そこからは駿河湾を望むことが出来ます。



あいにくの天気で水平線がはっきりしませんが、正面の山並をはさんで右が宇久須港、左は松崎港のようです。



展望台から階段の道を押して下り持越峠で吉奈歩道は左に分岐します。

道標には吉奈歩道への案内がありませんが左へハッキリした踏み跡があり笹がきれいに刈り払われているので間違い無さそうです。しかし分岐の入口に枯れ枝を重ねた「進入禁止と思われる」サインがあるので、念のため仁科峠方面への道を少し先まで進んでみて間違いない事を確認しました。



刈り払われて鋭く尖った笹の茎がタイヤに刺さらないように慎重に下ります。

このあたりで弱い雨を感じましたが特に気になる程ではありません。