乗れる所は、やっぱり乗っておかないとね。


 稚児ヶ墓で小休止。


 以下のような言い伝えがあるそうです。
 延元元年(1336)8月、女峰山に分け入った実道坊という修験僧の後を追って入山した稚児が、師に逢うことも叶わずこの地で倒れ、亡くなってしまった。これを哀れみ、一山の僧たちが相謀って墓を営み供養したのが稚児ヶ墓である。後にこの知らせを受けた実道坊は、悲嘆のあまり黒髪山中腹の断崖に身を投げてしまったという。



 延元元年と言ったってイメージがわきませんよね。

 そこで、こんな教材を用意しました。(笑)


 さらに笹原の中を押して行きます。

 そろそろ押して登るのも飽きてきました。


 だんだんと勾配も増してくると、前方が開けて、なんだか良い感じの風景が現れました。


 道標があるところで小休止。

 陽射しが強いのでもっと手前の木陰で休めば良かったのにね。どうも何か目印的なものがある所で休憩したくなる習性があるみたいです。


 せっかくなので、ニューバイクを自慢。(笑)


 ここからも押し歩きは変わらず。暑いし、少々嫌気がさしてます。けっこう疲れもたまってまいりました。


 大きなペットボトルの水を飲む小宮さん。
 滝のように汗が流れる(これが大袈裟じゃないんです)小宮さんですから、たぶんこれ1本じゃ足りないでしょうね。



 『自転車を押させたら右に出る者がいない』といわれる小宮さんですから、ほっておいたら何処までも登って行きそう・・・。

 そこで「もうそろそろ勘弁して頂けないでしょうか」とお願いしたところ、嬉しいことに「じゃあこのへんで・・・」ということに・・・。
 崖のような急登なので、下に自転車を置いて見晴らしの良い所に出ます。