浅川峠のあたりは乗車可能なくらい平坦ですが、すぐに押し担ぎになります。

10:27



 最初の急登で気がつきます。
 予想以上に滑って進まない。雪がある時は軽アイゼン持って来るんですが・・・忘れたし・・・。
 自転車を担いだ状態で滑ると転倒する恐れがあるので、押して歩くわけですが、雪が抵抗になって足が滑ります。そこで足場を固めておいて自転車を少し前に押し出してブレーキをかけた状態で今度は自転車を杖にして足を踏み出します。すると自転車がズルズル落ちてきて進まない・・・。なんてことを繰り返して少しずつ登って行きます。

10:33



 傾斜がゆるくなったところで一息つきます。このくらいだと普通に押して行けます。

 前に来た時、たしかこの辺に曽倉山(940m)という札を見たはずですが今回は見逃しました。

10:41



 いったん下って鞍部から次のピーク(967m)を見上げると、その向こうに扇山が見えますが、まだまだ登らないといけません。

10:59



 ピーク(967m)を過ぎて痩せた鞍部を越えます。

11:02



 この小ピークを越えると、いよいよ扇山直下の急登が始まります。

11:08



 写真を撮る余裕もなく、小一時間の死闘の末、山頂らしきピークが見えてきました。

11:54



 山頂の標識が見えて・・・。

12:00



 扇山(1137.8m)山頂に到着。
 だ〜れも居ません。
 またしても山頂独占です。(笑)

 浅川峠から1時間40分もかかりました。山と高原地図のコースタイムのちょうど2倍。いや参りました。

 扇山からの下りは雪融けでニョロニョロ状態なので乗車は断念。できるだけタイヤの跡を残さないようにそっと押して歩きました。2つ目の分岐を過ぎて針葉樹林に入ると陽当たりが悪いため雪が融けていないので乗車可能なところもありましたが、かなり下らないと乾いた路面は得られませんでした。途中、倒木を切ったり大きめの浮石を拾ったりしながらゆっくりと下ってまいりました。

12:01




 東側から浅川峠へ登るルートは確認できたので新しい周回コースが可能になりました。しかし、この近辺の山は道を傷めることが無いように雪が消える4月中旬以降に走るようにしたほうが無難です。乾いていればタイヤの跡をつけることもなく余計なトラブルも避けられますからね。( J.Takeuchi )