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2003/08/31
向い風、追い風

自転車の大敵は向い風です。10km程度の通勤でも向い風と追い風では10分くらい所要時間が違います。
世の中の流れに後押しされる状況を「追い風」と表現する場合もあるように、「向い風より追い風が良い」というのが一般的な認識でしょう。
ところが世の中には飛行機の離着陸やスキーのジャンプのように向い風の方が都合が良い場合もあります。
我々にとって過ごし易い涼しい夏も農作物に大きなダメージを与えました。
世の中「誰にとっても都合が良い」というわけには行かないものです。



2003/08/30


その部屋の居心地が良いかどうかを大きく左右するのが窓です。
狭い部屋でも窓によって外部とのつながりができ開放感が得られます。


2003/08/28
ヘルメット

「頭部を衝撃から守る」という事がいかに大切かは実際に障害を負ってみないと実感できない事かも知れません。私自身15年ほど前にスキーの事故で頭部を強打して脳挫傷と診断されました。幸い3週間程度の入院で済みましたが現在も視野障害が残っています。


ヘルメットの効果がどれほどあるのか解りませんが、わずかの違いで生死を分ける事になるかも知れません。自転車に乗る時は通勤でも必ずヘルメットをかぶるようにしています。

それにしても値段が高い!(でも困った事に高いものほど格好良くフィット感も良いんですよね)
発泡スチロールに薄いプラスチックのシェルを被せてストラップをつけただけのものが何故1万円以上の値段になるのかを考えてみたいと思います。(あくまでも私の想像ですが)

おそらく原料はかなり安い値段だと思われます。こういうものはたぶん金属製の型に溶かした原料を射出して固めて作られるわけですが、この「型」の製作費が高いんですね。それとストラップの取り付け等は手作業でしょうから人件費も馬鹿にならない。そして最も重要なのが生産量でしょうね。沢山作れば作るほど単価は安くなりますが、こういうものはそうは沢山売れないでしょうから・・・。
だからといって魚屋で発泡スチロールの箱をもらってきてかぶるわけにも行きませんからねえ。


2003/08/27
デジタルカメラのレリーズタイムラグ


デジタルカメラはシャッターボタンを押してから実際にシャターが動作するまでに時間の遅れがあるのはご存知だと思います。
デジカメを購入して1年になるというのに未だにこの問題には対処できていません。

厳密にはシャッターボタンを半押ししてオートフォーカスをロックし、全押しでシャッターが作動するという2段階の動作になるわけですが、ある程度のスピードで近づいてくる被写体を撮る時、この動作を分けずに一気に全押ししなければなりません。

ここぞと思ってシャッターボタンを押してから1秒近く遅れてシャターが動作するので、通り過ぎた写真が撮れてしまいます。


対処方法としてはあらかじめ近くの木などに半押しでオートフォーカスして置き、被写体がその位置に来た瞬間に全押しするという手もありますが、半押状態で全押ししてからシャターが動作までも0.5秒近く遅れるのでなかなか難しいものです。

その遅れ時間(レリーズタイムラグというそうですが)は何故起こるかというと、露光設定(すなわち明るさを測定してシャッタースピードや絞りを計算してセットする)をしているのだそうです。

そういう事なら、距離の測定はシャッターボタン半押しで事前にできているのですから明るさの測定も半押しの時やっておけば済む問題のように思うのですが・・・。


2003/08/25
フット・バッグ




若者が「お手玉」のようなものを足で巧みに操っているのを見かけた方もいると思います。フット・バッグというのだそうで、見た目は日本に古来からある「お手玉」そのものです。
今、ペプシのおまけにも付いて来ます。

「お手玉」の歴史は古く、ギリシャ神話時代からあった(日本へ伝わったのは奈良時代)そうですが 、フット・バッグの歴史は浅くまだ30年くらいだそうです。

サッカーのリフティングに似ているからサッカー選手は巧いでしょうね。
考案したのはお医者さんでひざを痛めた患者のリハビリのひとつとして考え出されたそうです。
私ももう何年も膝の具合が良くないのでフット・バッグをやってみようかな。


2003/08/24


蚊に悩まされて眠れなかったという経験はどなたにもあると思います。
蚊が吸う血の量など知れたものですから、刺された所が痒くさえならなければ好きなだけ吸わせてやるのに・・・と思うのですが、実はそんなのんきな事を言っていられないんですね。

御存知のように蚊が媒介する病原菌というのがあって、よく知られている日本脳炎やマラリア、そして最近アメリカで脅威となった西ナイルウィルス熱症など、命を落とす場合もあるそうですから出来るだけ刺されないようにした方が身のためです。

しかしながら、夏場には毎年必ずと言って良いほど蚊に刺されているのに、身近で発病したという人が居ません。これは全ての蚊が元々ウィルスを持っている訳では無く、ある地域の鳥類やげっ歯類あるいは人の血を吸った蚊に刺されると伝染するからで、そういう蚊を日本国内に入れないため空港などでは外国から入って来る蚊を捕獲するための特別の装置を設置しているそうです。


2003/08/23
ファンは片思い

ロバート・デニーロ主演の「The Fan」という映画があります。あるメジャーリーグの強打者の熱狂的なファンが、その異常なまでの熱狂ゆえにストーカー的な行動をし、その選手のライバル選手を殺害し、ついには応援しているはずの選手の子供を誘拐してしまうという恐ろしいストーリーでした。

スターはファンを大切に思っているでしょうが、「ファンを1人の人間としては認識していない」という事を理解しないと、こういう悲劇は起こります。



ファンの視点からからスターはこのように見えます。(イメージ的に)



スターの視点からファンは・・・
たぶんこのように見えます。


2003/08/21
ろくでなし

よく聞く言葉のようでもあり、良く考えてみると普段の生活の中で実際に聞く事はあまり無い言葉です。ひと昔前の映画の中などで聞いたのかも知れません。

どうやら悪い奴を指す言葉らしいのですが正確な意味を考えた事はありません。
「ろくな事は無い」などと言う事からも、どうやら「ろく」というのは良い事のようです。

調べてみると漢字で「碌」と書き、「物事の正常なこと。まともなこと」だそうです。
つまり「ろくでなし」は正常でない人(異常者)という意味になります。

近頃「ろくでなし」による「ろくでもない凶悪事件」が頻発しています。

以前にも書いたように、これらの「ろくでなし」も生まれた時は可愛い赤ちゃんだったと思うと、「どうして・・・」と。


2003/08/19
雲と霧の違いは?


天気の悪い時、山に登るとかなり標高が低い所でも雲がかかっている事があります。

雲の中に居るとき、「雲の中に居る」とは感じていません。どう思うかというと「霧がでてきたなあ」と思っているのです。

雲も霧も小さな水滴の集まりには違いないので同じものなんでしょうが、気象学的には違うものなんでしょうか?


2003/08/18
見当違いの法律


車に乗るときのシートベルトやオートバイに乗るときのヘルメットが義務付けられています。
違反すると減点&反則金の罰則が課せられます。
これらは着用する本人を守るための物ですから、何も法律で着用を義務付けることも無いように思います。着用しないで死んでも自業自得ですから。

それより他人に危険を及ぼす行為(飲酒運転、暴走行為など)の取り締まりにもっと人手をかけてもらいたいものです。これらの行為に対する罰則も、もっと厳しくしたほうが・・・。


2003/08/16
冷夏の影響

今年はおかしな気候がつづき、農作物への影響が心配されます。
日照不足による収穫の減少は農家の皆さんにとって深刻な問題です。
不作の影響による小売価格のある程度の上昇は仕方ないかも知れません。

しかし、さらに心配なのは、以前の米不足騒動の時にもあった「米隠し」あるいは「買占め」のような事です。
その昔、オイルショックというのがあって、その時何故かトイレットペーパーの買い漁り事件が全国的に起きました。(デマに踊らされたのでしょうが)

米不足の時も米を見つける度に買えるだけ買って部屋の中に天井まで積み上げて確保していた人が居たそうです。騒ぎは思ったより早く収まり、その米はどうなったかというと変質してしまい結局捨てるはめになったそうです。

そのような馬鹿な事にならないように良く考えて行動したいものです。


2003/08/15
思想教育

例年のように「8月15日終戦の日」という事で各報道メディアは太平洋戦争に関連した特集を行いました。
これも毎年同じパターンですが、戦死した兵士の遺族の方や特攻隊で生き残った方のインタビューなど戦争の悲惨さを訴える内容がほとんどです。
アメリカ軍あるいはアメリカ人に対する憎しみや怒り、復讐心などは少なくともその報道からは感じる事ができません。

これはある意味で不思議なことです。敗戦から58年が経ち、あの戦争そのものが風化してしまったからとは思えません。
私が小さい頃も親や周りの大人からアメリカに対する悪口を聞いた記憶がありません。それどころかアメリカ兵のことを「アメリカさん」などと呼んで敬意を払っていました。
「鬼畜米英」などと徹底的に思想教育された人達が、ですよ。
これは国民性なのでしょうか。
戦後の驚異的復興はその変わり身の早さのおかげなのかも知れませんが・・・。

更に強力な「反日反米教育」を受けている北朝鮮の人々も、こんな変身ができるでしょうか。


2003/08/14
コンピューター・ウイルス


最近また新型のコンピューター・ウイルスの問題が報道されていました。
コンピューター・ウイルスというものがどういう原理で作動しているのか我々素人には解りませんが、自分の乏しい知識の範囲でも簡単なウイルスなら作れそうな気がします。(もちろん本当にやってみたりはしませんが)
ただし自分が犯人である事をわからないようウイルスを流すのは難しいのです。


新しいコンピューター・ウイルスが現れると、それを見つけて駆除するソフトが作られます。それを専門にやっている会社もあります。
こういう会社は新しいコンピューター・ウイルスが次々に現れるほど儲かります。・・・という事は・・・・?
・・・(いやいや!そんな事は絶対に無いと思いますが・・・)


2003/08/13
グリーン調達


「グリーン調達」とは工業製品を作る際に環境を配慮した部品を選択することを言うそうです。
「環境を配慮」とはリサイクルし易いことや製造時の省エネルギーなども含まれますが、一番のポイントは材料には有害な物質を含むものを排除することにあるようです。

例えば代表的なものでは鉛。6価クローム、水銀など。これらの含有量の基準値をオーバーしている部品は絶対に使わないという方針を大手メーカーが発表し業界は騒然となったそうです。

部品メーカーは納入する部品に基準値以上の有害物質が含まれていない事を証明しなければなりません。その分析を専門会社に依頼するには多くの費用が発生しコストにはね返ってきます。中小の部品メーカーにとっては非常に厳しい状況と言えます。

しかし有害物質の排除は絶対的に必要な事ですし、むしろ取り組むのが遅すぎたかも知れません。 それが可能になった理由の1つには分析装置の性能向上があります。今後これらの分析装置の需要が飛躍的に伸びることが予想されます。
島津製作所の株価上昇は田中さんのノーベル賞ばかりが理由ではないのかも。


2003/08/11
自分で発電 その2

体内の糖分や体温を利用して発電する人工臓器用の電源が研究されているそうです。
人工臓器の発達は難病で苦しむ人を救う意味ではたいへん素晴らしいことです。

しかし一方で、より長生きするために次々に人工臓器を取り付けサイボーグ化する世の中になるとしたら・・・・・。
そうまでしていつまでも生き続ける事が果たして良い事なのかと考えざるを得ません。

自然の摂理に従い老いて土に還る、そういう人生でありたい・・と思うのですが、いざその時が近づくと永遠の命を求めてしまうのでしょうか。


2003/08/09
自分で発電


現在、我々が使っている電気製品の電源はAC100V商用電源または電池のいずれかを使用しています。
携帯電話やノートパソコンなど持ち歩ける機器では充電式電池が使われますが、災害時やキャンプなどで必ずしも充電できる環境にあるとは限りません。
そんな時、自分で電気を作れたら・・・という発想で色々なグッズが考えられました。

ハンドルをグルグル回すと発電するラジオやヒモを引っ張って発電する携帯電話の充電器、持ち歩き易く作られたソーラーパネルなど。

こういう便利なものが出来ると、妙に電化されたアウトドアライフになって本来の大自然を楽しむ(=不便な生活を楽しむ)意味が失われてしまうように思いますが・・・と言いつつ便利なものを持って行きたくなるんですよねえ。


2003/08/08
家庭用電源


日本では各家庭に供給される電力は電圧:AC100V、周波数:50Hzまたは60Hzとなっています。
東日本では50Hz、西日本では60Hzと分かれているのは明治時代に最初に導入された発電機がどこの国の物かによって分かれたらしいです。
電気製品によっては50Hz専用、60Hz専用があって境界線をまたいで引っ越す場合など部品交換などの面倒が今でもあるようです。
発電所で発電機を新しくする時に統一してしまえば良いのですが、テレビのデジタル化のように一定の切替期間だけ2本立てで運用というわけに行かないので難しいんでしょうかね。

電圧の100Vというのは、発電所から100Vで送られてくるわけではなく高電圧で送られてきてだんだんと低い電圧に落として最後に電柱の上にあるトランス(柱上変圧器)で100Vに下げて各家庭に配られます。
なぜ100Vに決まったかはわかりませんが100Vという電圧を採用している国は世界でも珍しいそうで、だいたい110V〜120Vのアメリカ系か、220V〜240Vのヨーロッパ系になっているようです。
これだって統一できるはずですけどね。なにかカラクリがあるんでしょうか。


2003/08/06
後継ぎ

男の子が生まれると「跡取り(後継ぎ)が出来て良かった」などと言われた経験があるでしょう。
江戸時代の大名でもあるまいしサラリーマン家庭の何を継ぐのか甚だ疑問なのですが。

何を継ぐかはさておき、後継ぎが男と決めつける考えがそもそも時代錯誤なわけですけどね。
女性の地位が向上したとは言っても、結婚=嫁をもらう(嫁にに行く)という考え方があたりまえの世の中ですから・・・。(まあその話しは別の機会という事で)

話しを戻しますが、自分が一生懸命に生きてきた人ほどその積み上げてきたもの(財産であったり技術であったりさまざまですが)を誰かに引き継いでもらいたい、出来れば自分の子供に・・・と思うのは人情だと思います。
しかし、子供の人生は親の人生の続きではなく独立した1人の人生なわけですから自由に選択させるべきでしょうね。むしろ血のつながりは無くても同じ価値観を持つ人に後を継いで貰う方がずっと良いと思います。(財産の場合は難しいか?)
もちろん子供が自分の意志で後を継ぎたいと思うならそれが一番ですけど。


2003/08/05
ユビキタス


最近「ユビキタス」という文字をいろいろな所で目にします。
「指、切ったスッ!」みたいですが、「(神は)どこでも遍在する」という意味のラテン語だそうです。

今、言われている意味は、「ユビキタス・コンピューティング」つまりどこでもコンピュータが使えるということらしいです。
この場合のコンピュータとはパソコンだけでなく家電からビル、自販機や車まで、あらゆる物にコンピュータチップが埋め込まれそれがネットワーク化されて、コンピュータを使っていることを意識しないまま誰もが利用できる社会を目指すのだそうですが・・・。
「ネットワーク化」というところが何となく胡散臭さを感じるのは考えすぎか。


2003/08/04
セミ


毎年、夏になるとセミの声がうるさいほど聞こえてきます。
セミが多いということはまだ樹木が多いということになるのでしょう。

最近、家の周りで鳴くセミの種類が昔と変わっている事に気付きました。
私が小学生の頃は茶色い羽のアブラゼミが主で、透き通った羽と緑色の模様のミンミンゼミは貴重な存在だったように思います。
いつの頃からかジージーという声よりミーンミンミンという鳴き声が幅を利かすようになりました。

そう言えば一番最初に鳴き始める小型のニイニイゼミを近年見ていないなあ。
里山が住宅地に変わったことによる樹木の種類の変化によるものでしょうか。あるいは私の自然を観察する気持ちが希薄になって気付かないだけでしょうか。


2003/08/03
体温の調節


チョット体を動かすだけで大汗をかく季節になりました。

ご存知のように汗がでるのは体温を下げるためです。汗が蒸発する際の気化熱を利用して体温を下げるらしいです。という事は、汗が出てもすぐに拭き取ったらダメ?・・なんでしょうか?

確かに濡れた体に風が当たるとより涼しく感じますから汗はそのまま自然乾燥が良いのかな。(とことん汗が出るとベタベタしなくなるんですよね)

出た瞬間の汗の温度は体温と同じでしょうから、それが体外に出るだけで多少体温が奪われることになりますけどね。

ところで近頃の若年層に体温調節機能の低下が見られるそうです。体温調節のために汗を出す機能は生まれてから3年くらい(?)の間に確立するそうで、どうやら生まれた時からエアコンの生活で汗をかくこと無く育ってしまい体温調節の必要が無いため機能が備わらないらしいというのです。

無菌状態で育つと病気にかかり易いというのと同じで、科学の進歩(?)が逆に人間を弱くしてしまうとは・・・。


2003/08/01
真ん中、歩くべからず

我が国では「サイクリング道路」と謳っていても歩行者も通行します。(本来なら当然分けるべきですが)
自転車で走っていると当然歩行者を追い越す場面に遭遇します。幅2m足らずの道ですから真ん中を歩いている人がいると安全に追い越すことができません。そこで少し端へ寄ってもらうためベルを鳴らしますが、その時チョット困る事があります。

当然スピードを落として相手が左右どちらかに寄ってくれるのを待って追い越すわけですが、ヘッドホンをしている人や年配の方の場合、遠くからではベルの音が聞こえず、かなり近づいてから驚いて慌てて避けようとするので、こちらが走っている側にいきなり寄ってくる場合も多いのです。

最初から右側に寄って歩いてくれれば避けてもらう必要も無いのですが・・・。
これは自転車で走っている人にも言えることです。

なるべく道の端を通るようにするのがマナーかと思います。




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