急にブータンが注目されています。
そんな国があったことすら知らなかった日本人も多いでしょう。インドと中国(チベット自治区)に挟まれた九州ほどの面積、人口70万人ほどの小さな国です。「アヒルと鴨のコインロッカー」という映画などで国の名前は知っていましたが、どんな国なのかほとんど知りませんでした。
にわか学問ですが・・・、ブータンといえば国民総幸福量(Gross National Happiness, GNH)。
現国王のお父さんの前国王が提唱したものだそうです。「金銭的・物質的豊かさより精神的な豊かさが幸福につながるんだよ。」という、貧乏な私なんぞは是非これを拠り所としたい考え方であります。
また、この前国王という方は自ら絶対王政を捨て日本と同じ(?)立憲君主制つまり民主主義へ移行させたんだそうです。王室は国民に人気が高く「王政のままでいいよ」という声が多かったのを説得して民主化したんだそうですから、なんて立派な王様なんだろう。と思ってしまうんですが・・・・。どうなんでしょう? 民主主義は難しいですよお。国民全体の質が問われるわけですから。(民主主義の最大の弱点である多数決)
桃源郷のようにも見えるブータンですが、民族問題を含め前途には様々な試練が待っていそうな気がします。
ブーム(?)に水を注すようで恐縮ですけどね。
我が国の現状を見れば他国の心配をしている場合じゃないですが・・・。
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