敬老の日のきょう、関西に大きな被害を与えた台風18号が関東地方を通り過ぎました。追い討ちをかけるようで恐縮ですが、敬老の日に水を差すような話題です。
日本人の平均寿命がまたのびて、男性が79.94歳、女性は86.41歳だそうですね。(平成24年のデータ)
ご長寿おめでとうございます。 昔なら、素直に、そういって祝っていればよかったんですが・・・。めでたがってばかりもいられないんですね。
出生率の低下と相まって、15歳から64歳の生産年齢人口(実質的には20歳から60歳くらいでは?)の割合が減少することによって、国の財政の先行きが・・・。
つまり、まあ極端に言えば、働いて税金を納める人が減って、税金を納めず、逆に国からお金をもらって生活する人(私もこっち側になりました)が増えているということですから・・・。
生活環境がよくなり、医学が進み、元気で長生きが可能な時代になりました。しかし、それが社会を圧迫することになるとはね・・・。敬老などという言葉がそらぞらしく響きます。昔は長生きする人が少なかったから大事にされたんでしょうね。朱鷺(トキ)みたいに。
長生きもほどほどに・・・という時代になってきたんですね。
解決策は2通り考えられます。
1.定年なんていう考え方を無くし元気なら働いて税金を納められるくらいの収入を得る社会環境をつくること。いまのままでも雇用拡大に苦労しているのに、これは大変な改革が必要になりそうですが・・・。
2.寿命を短くするDNAの研究。
これまで、長生きが良いこと、とされていた意識を180°変えることになりますが、世代交代のサイクルを短くすることで、若い人たちの「上がつかえている感」も改善できて、社会の活性化につながるし、案外名案かも。
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